どうする?2021年度新入社員研修 ~集合研修の予約傾向と感染症予防策など~

2020.12.25

どうする?2021年度新入社員研修 ~集合研修の予約傾向と感染症予防策など~
少しずつ動きが見え始めていた企業研修市場ですが、第3波の到来でまた混乱の様子を見せています。
例年であればそろそろ次年度の新入社員研修の計画が確定する時期。2021年度の新入社員研修はどうしたらよいの?とお悩みの研修担当者様も多いと思います。
ホスピタリティエージェントではお客様の動向をもとに、2021年度の新入社員研修の予約傾向についてまとめました。

集合研修の予約傾向

【2021年度新入社員研修の予約スタイル】

①「密」を避けて地方分散化傾向に

<エリア指定のお問い合わせが増加>
2021年度の新入社員研修では、「首都圏を避けたい」や「○○県で開催したい」というオーダーを多くいただいています。研修会場への日々の通勤などを考えると合宿研修は参加者の健康管理を万全にすれば感染リスクは低減できますが、更に人の多い都会を避けて地方での開催を希望される企業様が増えています。
新入社員研修では同期同志のやチームビルディングの意図が強く含まれますので、地方でその地域ならではの様々な体験やアクティビティをすることも人気があります。
<貸切りという選択肢>
地方に多くある中小規模のホテルや旅館などを貸切りで予約することで外部との接触を低減でき、感染リスクを減らすことが可能です。貸切りには様々なメリットが考えられます。

・施設内の会場や宿泊室を自由に利用できる。
・貸しきりなので受講生の管理がしやすい。
・食事内容や提供されるサービスの内容もある程度カスタマイズできる。
・その土地の方や施設スタッフなどとのコミュニケーションが深まる。

また、毎年恒例(いわゆる常宿)にすることで、予約や準備の手間も大幅に低減できますのでコロナ禍という機会に地方に新入社員研修を切り替えると言うこともよいのではないでしょうか。

②少人数、分散開催に変更

<1コースは25人までが主流>
コロナ禍では優秀な人材を確保するチャン
スと考える企業様も多く、採用人数が増えている企業も多数あります。
新入社員研修の対象が多い場合は日程や開催場所などを分けて分散させる傾向が強まっています。
分散開催の場合1コース25人までという基準でお問い合わせいただくことが多くあります。
<宿泊室と会場をうまく利用し、接触リスクを減らす>
合宿型研修の場合、宿泊する部屋と研修会場をうまく利用することで接触リスクを減らすことができます。
例えば参加者を2グループに分け、午前中はAチームが研修室で集合研修、Bチームは各宿泊部屋で自習やオンライン閲覧。午後はその逆というように利用することで、2グループの同場所同時開催も可能になります。
<同エリアでの分散開催>
もう一つ接触リスクを減らすと言うことで例えば近隣エリアで複数のグループで研修を行うという方法もあります。講師や事務局が移動することができれば、参加者同士の感染リスクは減らすことができます。
エリアによっては研修に適した会場や宿泊が揃っている場所もありますので、ご相談ください。

③研修の開催時期を変更

<新入社員研修の時期をずらすメリット>
例年4月1日に入社式を開催し、その後新入社員研修を実施するという企業様がほとんどでしたが。昨年はコロナの影響で入社式や新入社員研修は中止またはオンラインで開催ということを余儀なくされました。2021年度に関しては今のところ各社様々ですが中には新入社員研修の開催時期をずらす企業様もいらっしゃいます。
例えば混雑している4月の前半をオンラインでの学習に充て、4月後半や5月から集合研修を開催する企業様も出てきています。混雑する時期を避けることで実は多くのメリットがあります。

・人気の施設の予約がしやすい
2021年度の予約についても人気のある施設はすでに4月前半は空きが無くなってきています。
時期をずらすことで研修効果の高い良い施設を予約することができます。
・施設利用料金が比較的押さえられる
施設の料金は時期によって変動します。需要の高い時期をさせれば料金交渉も比較的柔軟に対応できます。
・イベントやアクティビティの予約がしやすい
チームビルディングなど研修の一環として効果の高いアクティビティなども4月前半は混雑しています。
・先輩社員などの都合がつきやすい
多くの企業様にとって4月は年度初めになり、新入社員以外の社員も多忙な時期ではないでしょうか、新入社員研修で先輩社員とのコミュニケーションは重要ですが、先輩社員のアサインに苦労されているのではないでしょうか。

④オンライン研修+集合研修のハイブリット型

<ハイブリット型研修のメリット>
コロナ禍によってオンライン研修は一気に普及しましたが、コミュニケーションという点でリアル研修と比較すると至らない部分も多くあります。中でも受講生の反応が見えにくい、双方向のコミュニケーションがとりにくいなどの点は研修にとっては大きなマイナスとなってしまいます。
しかしながらオンライン研修のメリットである、受講人数の制限がない、今まで研修に参加できなかった方も参加できるようになった、などの点では企業の人材育成にとっては大きな利点となり得るのだと思います。
そこで、最近ではオンライン研修と集合研修の良いとこどりをしたハイブリット型研修という需要が多くあります。
ある程度の人数を集合させて研修を行い、ライブ配信をしたり、多拠点をつないで集合研修を行うというものです。
今後はこのハイブリット型は研修スタイルの主流になっていくのではないでしょうか。
<開催時の注意点>
メリットの大きいハイブリッド型研修ですが、開催にはとてもパワーがかかります。従来の集合研修と同様の予約手配に加えてオンライン配信の環境整備もしなければなりません。
オンラインと集合研修、どちらかだけでも準備は大変なのですが、その両方となるととても一筋縄ではいかないと思います。ハイブリット研修を開催するときは専門家に依頼することをお薦め致します。

研修での感染予防策など

研修参加者は数日前から体調チェックを行う
弊社で予約をしている企業様の多くは研修参加者に1週間から2週間前からの体調チェックを実施しています。
咳や発熱などの症状が出た場合は、研修参加NGとし万全の態勢をとっています。
企業によっては研修参加者全員に会社負担でPCR検査を実施する企業もあります。

研修催行の基準を事前にしっかり定めておく
感染状況や政府の対応などは日々刻々と変わっています。どのような状態になったら開催を取りやめるのか、また会社として集合研修を行う際の実施基準をしっかり定めておくことが重要です。
例えば、研修は最大25名までで実施、参加者は1週間前から体調チェック表を記載し提出、会場は定員の倍のスペースを確保する、などできる限り細部を事前に取り決めておくことが大切です。

研修施設を選ぶときに注意すべきポイント
研修所やホテルなどはどの施設においても感染予防を徹底的に行っていますが、特に注意すべき点として2つ挙げられます。

①会場の換気状況について
会場に窓があるかないか、空調の性能はどうか、など施設によっては換気についての説明書を作っている施設もありますので事前に確認すると良いでしょう。

②緊急時の対応マニュアルはあるか
万が一体調不良者が出た場合の施設の対応マニュアルを確認しておきましょう。
近隣の病院、保健所などの連絡先など会社に提出するエビデンスとしても事前に取り寄せておきましょう。

オンライン研修・ハイブリット型研修の予約手配

オンライン研修やハイブリット型研修を実施する際の注意点

・インターネット回線
配信をする際に必ず確認をしたいのが研修を実施する場所のインターネット回線の状況です。コロナ禍において各施設は急ピッチで回線の整備を進めていますが、回線の種類や回線数によってはスムーズな配信に影響がでてしまうことも少なくありません。配信方法によって必要な回線や速度は異なりますので、しっかりと把握をしてできれば事前にチェックをしたほうが良いと思われます。
・配信機材
今はノートPCが一台あればオンライン配信自体はそう難しいものではありませんが、研修やイベントの主旨や参加者によっては専門的な機材が必要になります。 カメラ、マイク、照明、スイッチャーなどなど上を見ればきりがありませんが、研修の参加や視聴にストレスを感じないような機材の準備が必要になります。
・機材オペレーター
専門的な機材を準備しても、オペレーターがいなければうまく使用することができません。逆に優秀なオペレーターがいれば配信トラブルなどにも対応でき安心です。
・配信ソフト
ZoomやWEB-ex、teamsなど多くの配信ソフトが開発されています。昨日や使い勝手がそれぞれ違いますので、研修に適したソフトを利用することが求められます。
アカウント登録やライセンスの問題など意外と導入は面倒ですので早めに確認をすることをお薦めします。

ホスピタリティエージェントではオンライン研修やハイブリット型研修の予約手配も承っております。
研修の開催が決まったら、どのような場所でどのような機材が必要か、またオペレーターの手配などもまずはご相談ください。

研修・合宿施設手配専門旅行代理店|ホスピタリティエージェント
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