社外研修の必要性とは?ユニークで面白い事例とおすすめの社外研修を紹介!

2024.8.29

社外研修の必要性とは?ユニークで面白い事例とおすすめの社外研修を紹介!
社員の能力や勤務意欲向上を目的として、研修を実施している方も多いでしょう。

様々な種類がある研修の中でも、近年では社外研修の注目度が高くなっています。普段から事業活動をしている会社から離れた活動をすることには、日常の業務の中では得られない意義や魅力があるためです。

しかし、いざ社外研修を実践しようとしても、どのような内容の研修を利用すればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は、社外研修の必要性や特徴についての解説をします。また、ユニークで面白い社外研修の事例や手法の1つである越境研修などについても紹介します。今回の記事を参考にして、ぜひ効果的な社外研修を展開してみてください

社外研修とは

そもそも社外研修とは、どのような研修を指すのでしょうか。

社外研修とは、実施を外部組織に委託する研修のことです。物理的に会社の外で行う研修を指すわけではなく、実施主体が外部の会社や団体であることが条件になります。

従って、会社内に外部の研修会社の担当者を招き入れて講師になってもらったり、社外で実施される公開講座を受講したりするのが社外研修です。近年は、オンラインを利用して外部の講師に依頼する研修のスタイルも多いです。

外部研修のプログラムは、新入社員・若手社員・中堅社員・管理職など階層別にカテゴライズされてそれぞれの階層ごとに適した内容を用意するケースが一般的です。また、単独のプログラムの研修を短期間で実施する場合もあれば、複数のプログラムを1つのパッケージとして活用するケースもあります。

社内研修との違い

研修といえば、社内研修をイメージする方も多いかもしれません。社外研修と社内研修の違いは、実施主体により判断されます。

社外研修が研修専門企業の担当者など会社外の組織に委託する形式であるのに対し、社内研修は社内組織が実施します。人事部門などが企画して、研修用プログラムを自分たちで製作し、経営層やベテラン社員などの社内人材が講師を務めるケースが多いです。

貸会議室など会社外の施設を用いて研修をするケースも多いですが、実施主体が社内組織であれば、実施場所が社外であったとしても社内研修に位置付けられます。社内研修は、自社の目標や理念を伝えたり、具体的な業務プロセスを教育したりするのに適しています

社外研修と社内研修の違いを理解し、どちらの形式が目的に適しているのか、検討したうえで実施する方法を検討しましょう。

社外研修の必要性

社外研修を実施する必要性といえば、さまざまな点が挙げられます。多くの場合は、社内研修では対応できないような専門的な内容を伝えたり、社内人材の負担を軽減したりする目的で社外研修を実施するケースが多いです。

社外研修を実施するメリットとしては、主に以下の3点が挙げられます。

  • 専門知識を得られる
  • 視野が広がる
  • 教育のプロによる指導を受けられる
  • 研修専門企業に依頼すると、最先端の専門知識を教授してもらえるため、高い効果が期待できます。また社外研修の場合は、参加する他社との情報共有などの交流が生まれるなど視野が広がるケースも多いです。

    さらに、社外研修では教育のプロが講師になるケースが多く、分かりやすい指導を受けられるのも魅力です。

    一方、研修内容が期待したものと違っていたり、スケジュールの調整が難しかったりする点がデメリットとして挙げられます。また、委託費用がかかる点もデメリットといえるでしょう。

    社外研修は意味がないと思われる3つのパターン

    研修を受ける側としては、意味がないと感じる場合が多いのも事実です。社外研修に意味がないと思われる主なパターンとして、以下の3例を紹介します。

  • 知っていることを教える新入社員研修
  • 講師からの一方的な集合研修
  • 現場に落とし込みができない座学のみの研修
  • 知っていることを教える新入社員研修

    新入社員研修では、基本的なビジネスマナーやセルフマネジメントなどの思考方法について教えるケースが多く、すでに知っているため無駄だと感じてしまうケースが多いです。

    特に、中途採用で入社した社員に対しても同様の研修を実施した場合、すでに前の職場で身に着けている常識であるため、意味がないと感じてしまいます。

    中途採用は即戦力として活躍することが求められるため、業務で携わる内容に関係のない部分に時間を割くことに意義を感じられません。新人研修は、受ける側の状況に合わせて実施の有無および内容を検討する方がよいでしょう。

    講師からの一方的な集合研修

    研修の形式の主流である集合研修に対して、一方的で効果が感じられないと考える方も多いです。集合研修の形式の場合は、決められた講義内容をスムーズに伝えられる反面、1人1人の質問や疑問に対応するのが難しい欠点があります。

    場合によっては、講義内容が理解できずにあいまいなままで研修が終わってしまう恐れがあります。研修で学んだ知識を現場で生かせないと意味がありません。

    講師からの話を聞くだけの一方的な研修では、効果を実感できないことが多いです。状況に応じてグループワークを取り入れるなど、受講者にとって学習効果を高める取り組みを含めるとよいでしょう。

    現場に落とし込みができない座学のみの研修

    研修の多くは座学のみで構成されることが多く、知識を習得するものの実際に現場への落とし込みが難しい場合があります。理解はできたとしても実務の現場で使えないとなると、意味のないものと考えられても不思議ではありません。

    特に社外研修の場合は、それまで携わってきた会社の実務と関係があまりない分野の学習をするケースも多いです。研修後、会社に持ち帰って上司などに相談しても、誰も研修内容について理解できずにフォローが受けられない場合もあるでしょう。

    実務の現場で使えるからこそ役に立つと考える社員が多いため、座学のみの研修に対して意義を見出せないケースが多いと考えられます。

    ユニークで面白い社外研修事例

    近年では、社外教育を目的としてさまざまな内容の企業研修が実施されています。その中でも特にユニークで面白い社外研修事例を、以下に5例紹介します。社外研修で何をするのがよいか判断できない方は、ぜひ参考にしてください。

  • 幼稚園での研修
  • しょうゆ作り研修
  • 森林整備研修
  • ウォーキング研修
  • マラソン挑戦研修
  • 幼稚園での研修

    新入社員を幼稚園に数日間通わせることを、社外研修としている事例があります。幼稚園の子どもと遊んだり、食事やお遊戯のサポートをする内容です。

    幼稚園で数日間過ごすことにより、さまざまな能力の向上が期待されますが、特にコミュニケーション能力の向上に効果があると考えられます。世話をする子どもだけでなく、その両親とのコミュニケーションをとる必要があるためです。

    幼稚園での研修で培ったコミュニケーション能力は、実務における顧客満足度の向上に寄与する能力として役に立ちます。特にファミリー層をターゲットにした営業活動をする業種にとっては、大きな意義のある面白いテーマの研修といえるでしょう。

    しょうゆ作り研修

    しょうゆ作りを課題にした、個性的な社外研修の事例もあります。これは、醤油製造会社の協力を得ながら、自社のメンバーで計画し実行した、社内研修では実践が難しいアイデアあふれる事例です。

    しょうゆ作りという未知の領域にチームで話し合いを繰り返す中で、自然にコミュニケーション能力や企画力などの向上が期待できる研修です。また、チームで1つの作品を作り出すことにより達成感や成功体験を得られる点も魅力です。

    しょうゆ作りのような普段関わることのないテーマの研修に取り組むことは、試行錯誤をしながら目標達成を目指す過程に意義があります。研修のテーマとする議題は、しょうゆ作りだけでなく他にもさまざまなものが考えられるでしょう。

    森林整備研修

    広大な森林を整備する作業を、研修の課題にした個性的な社外研修の事例もあります。これは、サントリーグループが長い期間をかけて実施したもので、かなり規模の大きな研修事例です。

    森林の整備にはさまざまな作業が伴い、無駄な枝や木の間伐作業・廃棄材の運搬・新しい木を植える作業など、取り組むべき課題は幅広く時間と手間がかかります。

    グループになってそれぞれの役割を果たしつつ、グループ内の連帯感が育まれたり協力して目的達成を目指したりする体験が得られます。新入社員の時期に森林整備のようなやりがいのある研修に携わることには、大きな意義があるといえるでしょう。

    ウォーキング研修

    タクシー会社が実施したウォーキング研修も、個性的で魅力あふれる社外研修です。東京都内の観光スポットを歩いて回るという研修内容で、同期社員数名がグループになって実践されました。

    タクシー会社のドライバー候補の社員がウォーキングをすることで、運転手の目線では気付けないような発見が得られるでしょう。研修により得た経験は、ドライバーとして将来活躍するうえで大きな財産です。

    タクシー会社だけでなく、バス運転手などにも高い効果が得られると予想されます。一方、運転関連の会社以外でも、社内研修として社屋周辺をウォーキングして周囲の状況を目視で確認するのもメリットのある研修の種類です。

    マラソン挑戦研修

    社員がマラソンに挑戦する取り組みを、社外研修のテーマにするというユニークな事例もあります。社員同士で取り組むのではなく、プロのマラソンランナーやトレーナーを招き入れて企業内のチーム作りを行う事例がありました。

    マラソンは、トレーニングから大会本番まで、肉体的にも精神的にも苦しい状態に追い込まれます。参加しているメンバーは、困難に立ち向かう仲間として強い絆ができるでしょう。

    社員間の連携強化に加え、運動習慣を社員に浸透させることにより、健康な状態で事業に取り組めるメリットもあります。地域活動への参加により、周囲へのアピールの側面にも期待できます。

    社外研修の手段の1つとして越境学習がある

    社外研修の手段にはさまざまな種類がありますが、その中の1つとして、越境学習が挙げられます。越境学習とは、普段勤務している職場を離れて、全く異なる環境に身を置いて働く体験をする学習プログラムのことです。

    普段の職場環境では得られない新しい視点が得られる点で、貴重な体験となるのが越境学習のメリットです。異なる文化や価値観に触れる機会にもなるため、社内研修では得られないイノベーションの創出やスキルアップの機会を設けられます。

    越境学習を利用したい場合は、CO-MITの越境学習プログラムをオススメします。イノベーションを創出できる人材の育成を目的にして、実績が豊富なCO-MIT越境学習を利用してみてはいかがでしょうか。

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    社外研修におすすめの越境学習3選

    社外研修に適した越境学習には、いくつかの種類があります。社会人になってから実効性のある研修を行いたい場合には、イノベーションの創出やスキルアップの機会につながる越境学習の活用をおすすめします。

    越境学習に該当する社外研修のうち、代表的な種類を以下に3つ紹介します。

  • プロボノ
  • レンタル移籍
  • ワーケーション
  • プロボノ

    越境学習の1つとして、プロボノが挙げられます。プロボノとは「pro bono publico」の略語で、日本語では「公共善のために」という意味です。職場など勤務上で取得したスキルや知識を活用して、ボランティア活動をすることを指します。

    プロボノはアメリカで始まった形態の活動ですが、日本でも徐々に普及してきており、今では企業研修のトレンドといえるほど人気があります。

    企業全体でプロボノの活動に取り組むことにより、社会的責任を果たしている点をアピールできます。プロボノは、従業員の経験やスキルの獲得に加えて、企業のイメージアップにもつながるメリットの多い活動といえるでしょう。

    レンタル移籍

    レンタル移籍も、越境学習の形態の1つです。レンタル移籍とは、異なる企業に一時的に転籍して業務に従事する形態のことを指します。普段従事している職場とは全く異なる業種の企業に転籍するケースが多いです。

    これまで関わったことのない分野での勤務経験は、従業員に対して大きな刺激を与え、新しい能力の開発が期待できます。未知の技術や知識に触れることで、新しい発想が生まれるきっかけとなる点も特徴です。

    レンタル移籍の形式では、相手企業の社員とトレードの形式で実施されるケースも多いです。お互いの企業にとって刺激となり、従業員の意識向上につながる取り組みといえるでしょう。

    ワーケーション

    ワーケーションも、越境学習の形態の1つです。ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせて生まれた言葉で、仕事と休暇を融合させた新しい働き方を指します。

    ワーケーションといえば、リゾート地などで休暇を楽しみながら、テレワークで仕事をする形式が一般的です。休暇をメインとする形式であるため、休暇型ワーケーションと表現される場合もあります。

    一方で、地域課題の解決をテーマとするなど、普段の業務とは異なる体験を組み入れた業務型ワーケーションという形式もあります。ワーケーションは、近年実施されているビジネス研修の中でも、人気の研修といえるでしょう。

    CO-MITの越境学習プログラムなら効果的な社外研修を実現できる

    引用元:CO-MIT公式HP
    越境学習は、近年のトレンドの社外ビジネス研修であり、従業員にとって高い学習効果を得られる貴重な経験となります。

    しかし、実際に越境学習を導入する際に、どのような流れを取ればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。また、数ある越境学習プログラムのうち、どのサービスを選択すればよいか迷っている方も多いかもしれません。

    そのようなときは、CO-MITの越境学習プログラムをご検討ください。CO-MITでは、目的や期待する効果に見合った最適な施設やモデルプランを案内してくれます。CO-MITのワーケーションを活用することで、参加したメンバー同士の関係性を再構築する効果が期待できます。

    また、対外的なアピール効果も期待できるため、企業価値の向上につながる点もメリットです。越境学習の導入を検討する際は、CO-MITをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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    まとめ

    社内研修が社内の組織が主体となり実施する形式であるのに対し、社外研修は外部組織が主体となる研修です。研修のプロである企業への委託により、専門的な教育機会とできるのが魅力です。

    近年は幼稚園での研修など、ユニークな社外研修を実施する事例も増えている中で、普段の業務とは異なる経験ができる越境学習に注目が集まっています。

    社外研修として越境学習を取り入れたいと考えている方は、ぜひCO-MITの学習プログラムをチェックしてみてください。CO-MITではさまざまなタイプのプログラムが選択できるため、目的や期待する効果に見合った越境学習を取り入れられます。

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