アフターコロナ・ウィズコロナ時代の研修方法とは?変わる社員研修と社員合宿

2020.6.22

新型コロナウイルス感染拡大により、2020年4月に緊急事態宣言が発動され、実施予定だった新入社員研修の中止・延期を余儀なくされた企業もありました。
少人数での開催、オンライン研修への移行など、各企業でさまざまな対策が取られた中、新入社員以外の社員研修と社員合宿についても同様の検討がされています。

今回は、コロナ時代を経て変わっていく研修の形について紹介します。

新入社員向け研修のコロナ対応

日本における新型コロナウイルスの拡大の時期は、2020年度新入社員向けの研修期間と重なりました。
そのため、企業は新入社員及び人事部門、研修担当者の社員に感染が及ばないように、予定していた従来の新入社員向け研修方法の変更をしなければならない事態になっています。

多くの企業が、インターネット使ってウェブでの研修を行うための環境を整え、直接的な接触を減らしています。
対面が必要な研修においても、一度に多くの新入社員を集めることを避け、グループに分け、3密(密集、密接、密閉)回避を心掛けた環境で研修を実施しています。

たとえば、千葉銀行では、研修担当の行員や外部講師らがオンライン会議システムを活用し、ビジネスマナーや銀行業務の基礎知識に関する研修を本部から配信、新入社員が自宅のパソコンやスマートフォンで視聴する方法で新入社員向け研修を実施しています。

2020年3月に行われたHR総研による「新型コロナウイルス感染拡大による新卒採用や新入社員受入れへの影響」に関する緊急アンケートの調査によると、予定通りの日程で新入社員研修を実施できた企業は半数となり、大企業では、研修の変更を予定している割合が6割、少人数に分けて研修を実施した企業が4割以上に上りました。

研修方法の見直しと検討

新型コロナウイルスの影響があるとはいえ、新入社員向け研修だけでなく、幹部候補となる中堅社員や、マネージャー、役員などに向けての社員研修は企業経営にとって欠かすことができない重要な取り組みです。

研修に関わる人事担当者は、社員の人材育成のため、年間を通して研修計画を立てていたはずです。
今回の予期せぬ新型コロナウイルスの拡大によって、集合研修を予定していた社員研修や社員合宿について、感染リスクを回避するためにどのような形で実施するのが適しているのか、検討する必要があります。

また、方法を変えることで研修効果を損なうなどといったリスクについても、人事担当者が可能な限り予測を深め、先手の対処を打つことが重要です。

新型コロナウイルスに対応した研修事例

多くの企業が工夫を凝らして、新型コロナウイルスに対応した研修を実施しています。
ここではいくつかの事例を紹介します。

分散開催/長時間移動のリスク回避
3密(密集、密接、密閉)回避を心掛けた環境で研修を実施するために、従来実施されていた大規模集合研修を見直す施策が実行されました。研修対象者を一カ所に集めるのではなく、地域を分散して開催することは、交通機関を利用した長時間移動のリスクも回避できることになります。
たとえば、日本ケンタッキー・フライド・チキンは例年横浜市の本社で実施している新入社員向け集合研修を本社と大阪市の関西支社で分散開催することで、3密と長時間移動のリスクを回避しました。

リモート開催
研修のリモート開催とは、Web会議システムや動画配信システムを使って実施する方法です。
自宅以外でも、会社に出勤した状態で集合場所を分ける、外部施設を使用するなど、運用方法について各企業が独自の工夫を凝らしています。
たとえば、凸版印刷株式会社では、在宅でのリモート開催でも、同期社員のネットワーク構築ができるように、約20名のグループに対して1名の社員をトレーナーとして配備し、グループ間のコミュニケーションが活発に行われるようにサポートするしくみをつくり工夫しています。

グループワークの変更
研修のプログラムでグループワーク等による共同作業やディスカッションをどの程度行うべきかも大きなテーマです。
グループワークを減らしても研修効果が損なわれないようにするためには、講師の進行が重要です。

研修室内の環境への工夫
感染予防対策として、換気をこまめに行える部屋で実施する、受講者同士の距離を一定に保つことも重要です。

アフターコロナ・ウィズコロナ時代の新たな研修方法の開発・検討

集合研修のみで実施されていた研修をオンラインと集合型と組み合わせるなど、アフターコロナ・ウィズコロナ時代には、これまでにない新たな方法を開発・導入することも1つの方法です。

オンラインと集合型
集合研修開催の前後にリモートによるグループワークを設定して、理解と親睦を深めたり、集合研修の理解度をオンラインで確認し、理解度に応じて個別のプログラムをオンラインで実施するなど、オンラインと集合研修をミックスで実施します。

オンラインと1on1
研修は全てオンラインで完結しますが、講師1対受講生多数で、知識を教えるセッションをやった後、 講師1対受講生1の「1on1」で理解度を確認します。

動画研修とOJT
新入社員用の研修動画を用意し、新入社員にはまずそれを見てもらい、その後で現場のリーダーが直接細かい部分のOJTを行います。

まとめ

・新型コロナウイルス感染拡大により、実施予定だった研修の中止・延期を余儀なくされ、少人数での開催、オンライン研修への移行など、各企業でさまざまな対策が取られた。

・研修に関わる人事担当者は、新型コロナウイルスの拡大によって、集合研修を予定していた社員研修や社員合宿について、感染リスクを回避するためにどのような形で実施するのが適しているのか、検討する必要がある。

・新型コロナウイルスに対応した研修事例には「分散開催/長時間移動のリスク回避」「リモート開催」「グループワークの変更」「研修室内の環境への工夫」などがある。

・アフターコロナ・ウィズコロナ時代の新たな研修方法の開発・検討として「オンラインと集合型」「オンラインと1on1」「動画研修とOJT」がある。

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